今年の初め、「今年はニュージーランドに行きたいな〜。連れてけ!!」と母からのお達しがきました。 |
2006.05.01 | ||
国際線は2時間前に集合ロビーに集合が基本です。 今回は10時初のANA、上海浦東空港行きの飛行機に乗るため、朝8時に空港のロビーに集合となっていました。朝5時30分には起床。6時30分に家を出ました。 先ほども書いたとおり、今回は『食』がメインの旅行なのですが、どうも旅行の前から胃の調子がよろしくないのです。病院でもらった薬によって痛みは抑えられているものの、いつもほど食欲がありません。(通常の私の食欲は一般的な女性の倍近くあると思われ・・・) この日の朝ごはんは、小さいレーズンパンを一つ齧ったのみ。C1000をゴクッと飲み干し、それで終了。 関空はG.W.だというのに案外空いています。本当はこの日は平日だから??とにかく、ちゃっちゃと出国手続きを済ませて時計を見ると、8時30分。 み:「なぁ、お茶でも飲む?」 母:「そうやな、ちょっとおなかもすいたかも。」 早朝に家を出たため、母も朝食はほとんど無いに等しい状態。 み:「じゃあ、適当に何か見繕って買ってくるわ」 と、売店に走るとおいしそうなニオイをさせたタコヤキが!おっ!食べたい! 食べたいと思うことは、食欲があるってことだ。よし!食うぞ、食うぞ〜〜! タコヤキとおにぎり二つ、スタバでコーヒーと紅茶、ご飯用の麦茶も買って母の元に。 すると、これが思った以上においしくってあっという間に平らげちゃったよ。 それだけ食べて、さらに機内食の「シーフードリゾットとハンバーグ、パンプキンサラダ」もペロリ。しかし、機内食はどうしてソバなんだ。食えないやん! 2時間15分で上海浦東空港に離陸です。この空港、出来たところなのかな?もの凄くだだっぴろくて、デカイ。オランダのスキポール空港と近いイメージでした。2010年に開かれる「上海万博」に向けて、上海の町は大きく変わろうとしているそう。 空港から上海市内に向けて、世界初のリニアモーターカーが走っています。最高時速432km!!それに乗って上海市内へGO!! |
||
最高速度が出たときの、車内の時速表示の電光掲示板をパシャリ。 それだけのスピードなのに、ちっとも揺れも圧迫感も感じられず、非常に乗り心地の良いものでした。 外の景色を見ていたのですが、案外、スピード感は感じられません。何せ土地が広大で、だだっ広い空間をまっすぐに走っているため、景色が移り変わらないのです。それでも、近くにある電柱などは、その姿をほとんど捉えらることもない間に通り過ぎていくんですから、相当な速さなんですけどね。 400キロ台だったスピードが200キロまで落ちると、もの凄くゆっくりしたように感じました。 車で1時間かかる市内まで、リニアーモーターカーなら、なんと、8分!! |
||
今回、私たちが泊まるホテルは、『華亭賓館』(HUA
TING Hotel&Towers)です。上海の中心地から若干離れたところにあるホテルですが、地下鉄の「上海体育館駅」の真上にあるため、地下鉄の移動にはとっても便利です。 この日、ホテルにチェックインして、部屋でお茶を飲んだ後、地下鉄に乗って出かけてみました。 |
||
私たちが泊まっているホテルは、赤色の1号線と、紫の4号線が混じりあった「上海体育館」駅の真上。上海の中心地は、1号線と緑の2号線が混ざり合う「人民広場」周辺になります。 ホテルから一駅行った「徐家匯」から「衡山路」にかけては、租界時代にフランス人の多くが邸宅を構えた地域になります。今でもその当時の雰囲気をそのまま残し、カフェやショップが立ち並ぶおしゃれなスポットに変身したそうです。 そして、もう一つ。 「徐家匯」駅の真上にあたるメインストリートには巨大ショッピングセンターや百貨店が立ち並ぶ、お買い物エリアということで、夕方の食事前の自由時間で、この辺りの散策してみる事にしました。 ちなみに、、、 中国では略字が多いですね。台湾では画数の多い文字を使っていましたが。香港で使われている漢字が日本で使われている漢字と一番近いのかもしれません。 |
||
タッチパネル(反応、ニブイッ!)による切符販売機にいささかうろたえ、人の多さにどぎまぎしながら地下鉄に乗り、無事「徐家匯」駅に着きました。 母が私を連れて旅行をしたがるのは、つまりはこういう、切符を買うとか両替するとか、何かをしたいときの世話係のためであって、、、。そして、タクシーが嫌いで公共交通機関を利用したがるから困ったもんです。 ホント、娘って安上がりで便利なお世話係ですよ。 で、今回も旅行が決まったときに、母はしっかりと自分の行きたいところをガイドブックで調べてピックアップしてたんですよね。その1箇所目が衡山路の散策だったんです。徐家匯の「美夢城」を眺め、ショッピングセンターで飲み物とお菓子とマンゴを買って、衡山路へと向かいました。 |
||
この写真に写っている人は、車線にはみ出した人たちです。歩道はもっと右側にあります。だから、バスもバス停じゃないところに止まって人を降ろしだして、後ろのバスがクラクションをガンガン鳴らしてました。 車の車線もよくわからなくなっています。 上海の交通事情はどこもこんな感じです。 私は歩道橋の上からこの写真を撮ってますが、歩道橋を登らずに、こんな広い道路を横断していく人も多数なのです。 信号もあるにはあるんですが、守る人もいれば、守らない人もいるって感じです。 |
||
喧騒の駅前を通り抜け、衡山路に入ってきました。緑が多くてなかなか素敵な感じに見えるかと思いますが、人々の怒号と車のクラクションはここでも変わらずです。そこに警官の警笛も鳴り響いています。どの音が何のために鳴らしているのかなんてわかりません。とにかく、やみくもに鳴っているんです。 ぐったり。 それでも、道を進んでいくと、車の台数も減ってきて、静かな街並みが現れました。 すると、落ち着いた街並みにスッカリ癒されて快適です。 この日の上海の天気は曇りですが、気温は30度を越えています。ただ、湿度がそれほど高くないために、不快な感じではないですが、街の中を歩くとびっしょりと汗をかきました。 |
||
夕飯はあらかじめお願いしていた「上海海鮮料理」。上海市内を流れる「黄浦江」上に浮かぶ船上レストランで頂きます。 このとき、ホテルにお出迎えに来てくれたのが、22歳の超・カワイイ陳くん。まだまだ日本語がつたないため、送迎ガイド(観光地のガイドではなく、送り迎え専門のガイドさん)らしいのですが、彼がニッコリ笑った瞬間、母と二人顔を見合わせました。 み:「ニノにそっくりだ!」 母:「ニノミヤみたいやん?」 頬がゆるみっぱなしの親子二人。 渋滞で進みが悪い車の中でキャイキャイしながら陳くんとお話です。ちなみに、私はこの瞬間が上海旅行中、最もトキメキ度がMAX!! その、ニノ似の陳くん。 「ミユキサン、ボクノ妹ニソックリ。ダイタイ20歳?」 とか、言ってきやがりました。 「陳くん、うまいなぁ〜。私、今32歳だよ。陳くんより、10歳年上!」 「ハァ???マジデスカ???アメージング!!!」 蘇州の出身だとかで、蘇州に行く事を話すと、一生懸命、たどたどしい日本語で見所ポイントを教えてくれました。有名どころをくるっと回る駆け足予定のため、そんな所はいけないだろうなと思いながらも、彼のわかりにくい説明をのほほんと聞いてました。 「蘇州、小サイ雨、ステキ。特ニ、○○(聞き取れず)が雨、トッテモ、ステキ。」 というので、 「小さい雨は日本語で≪こさめ≫って言うんだよ。」 というと、メモ帳を取り出してメモってました。ホント、イイコだ。デレデレ。 そんな陳くんに連れて行ってもらった上海料理のお店は海鮮料理の専門店で、とっても素晴らしいお味でした。 ご飯を食べながらも、私たちを気遣ってくれて、 「飲ミ物、大丈夫?オ茶ハ?オカワリ?」 とか、いろいろ言ってきてくれました。 今度、上海に来る事があれば、JTBで陳くんをご指名しようかと思うほどですよ。 もう、メタメタかわいい!! 【上海海鮮料理】 ・前菜4種(きゅうりの大蒜炒め、ザーサイ、鶏肉のスライス、トマトのスライス) ・豚肉とパプリカ、玉ねぎの炒め物 ・蝦とイカとセロリの炒め物 ・スープ(海鮮で出汁をとったものを卵でとじていた) ・蟹の炒め物 ・枝豆の炒め物 ・蝦の香酢和え ・炒飯 ・小豆と杏仁のデザート ・果物(スイカ、マンゴー、柑橘系のもの) ・陳くんのスペシャルスマイル 全てがワンダフルにウマイ! 特に蟹の炒め物がものすごくおいしくて、かなりの量があったにもかかわらず、ほぼ完食でした。 食べ物がメインだったくせに、食べ物の写真をまったく撮っていないというのは、それくらい食欲に走っていたということでございます。 この後、そのまま外灘(バンド)の夜景を楽しむため、陳くんに連れられて、黄浦江のナイトクルーズへ。 この日から中国は「メーデー」ということで、1週間、国をあげての大型連休に突入したのだとか。ということで、この日の外灘は人人人・・・。 観光客、地元の人々が入り混じってみなさん、夜景見物です。 船の中でも、海外からの観光客と国内観光で上海にいらっしゃった中国の方とでひしめきあっていました。 私達は乗船したタイミングがよく、いい場所が確保できたので、川の涼しい風に吹かれながら、のんびりと夜景を眺める事ができたのですが、かなりの混雑っぷりでしたよ。 外灘の方は租界時代のクラッシックな建物が、川の反対側、浦東は近代的な建物がそれぞれライトアップされています。 左は浦東のランドマーク「東方明珠塔」という、アジア1の高さをほこるテレビ塔です。 夜景を見終わり、再び陳くんにホテルまで送ってもらって、この日はこれにて終了! 陳くんのガイドは 「JTBでツアーを頼んでよかったよ!!!」 と、母と喜べるほど、快適なものでした。夜の観光ということで足元があやふやな中、段差があるところで、スッと、母の手を取ってくれてサポートしてくれるんです。とにかく、なにかと細かいところによく気がつくのですよ。顔だけじゃなく、ガイドさんとして、とってもいい人でしたよ。(でも、やっぱりニノに似ているのが大きかった。クソー、一緒に写真を撮っておけばよかった!) また、何かのときに付いてくれないかなぁ〜〜と、願っていたのに、結局この日だけでした。 残念・・・。 |
||